石見銀山で銀の工芸品を販売

石州堂が新たに製作した工芸品の「銀露」
 石見銀山遺跡の世界遺産登録を記念し、大田市大田町の銀の工芸品制作工房の石州堂が「銀露(はくろ)」と銘打った新たな工芸品を作り、同市大森町の石見銀山特産品センターで販売している。

 大森町の町並み保存地区などを訪れる観光客から「登録を記念した銀製品を取り扱っていないか」との相次ぐ問い合わせに応え、石州堂の高川実社長(69)が制作した。

 「銀露」は、戦国時代後期、同遺跡に導入された銀精錬のハイテク・灰吹法で作られた銀の原型をイメージし長さ3センチ、幅2センチの楕円(だえん)形の銀塊。重さ13グラムで銀の品位は92.5%。表に「銀露」、裏に「石見銀山」と彫られている。

 200個を作り、キーホルダーやペンダントなどに利用できる。価格は箱入り税別で6000円。

 高川社長は6月、同センターで観光客が自由に触れるよう展示していた3.25キロの銀塊(時価22万8000円)の盗難被害を受けた。今回の記念品について「銀を求めて訪れる観光客も多く、石見銀山らしい素朴な品を作った。少しでも喜んでもらえれば」と話している。

2007年10月17日 無断転載禁止