銀山のご当地演歌ヒット 永井裕子さんを紅白に

大田市民会館で、石見銀山遺跡のご当地演歌「石見路ひとり」を熱唱する永井裕子さん
 「石見の国おおだ観光大使」を務める歌手の永井裕子さん(26)が歌う石見銀山遺跡のご当地演歌のヒットを受け、大田商工会議所女性会のメンバーや市民らが、NHKの紅白歌合戦に永井さんの出場を求める、はがきの送付活動に懸命。メンバーらは、同遺跡の劇的な逆転登録に続き「次は紅白出場でさらに大田を盛り上げよう」と夢を膨らませる。

 「石見路ひとり」は、同遺跡の遺産登録を応援する曲で、三月末にCD発売。キングレコードによると、登録が決まった六月末から全国的に販売が拡大。五万枚を超えるとヒットとされる演歌や歌謡曲の中で、十九日現在で八万枚が売れ、年内で十万枚を目指す。

 紅白への出場は、登録を祝って九月九日、大田市民会館であった永井さんの歌謡ショーで同女性会(四十八人)が提唱。知人や家族に支援を要請している。一方、市もNHKにはがきを送って出場を要請するチラシを作り市民に協力を呼びかけており、活動の輪が広がりつつある。

 NHK広報部によると、今年の第五十八回紅白歌合戦は「歌の力、歌のきずな」をテーマに、世論調査やCDの売り上げ、視聴者の支持などを総合的に検討して出演者を選考し、十一月下旬に発表する。選考過程のため、届いたはがきの数は公表できないという。

 同女性会の森野勝子会長(64)は「永井さんに感謝して一生懸命応援し、市民と夢を共有したい」と意気込む。

 永井さんは「自分の娘のように支援してもらえる熱い気持ちが伝わってくる。観光大使として全国で歌い、大田の良さを広めることでお礼にしたい」と話している。

2007年10月20日 無断転載禁止