大森町の町並み保存地区で結婚式

住民からの祝福に笑顔で応える新郎の山本晃彦さんと新婦の木建裕美さん=大田市大森町
 石見銀山遺跡の一部として世界遺産に登録された大田市大森町の町並み保存地区で二十七日、結婚式があり、通りを歩く和服姿の新郎新婦が、住民や観光客から祝福された。

 新郎は同市川合町の市職員山本晃彦さん(32)、新婦は地元大森町の会社員木建裕美さん(32)。式に出席する親族や友人に、観光地としてではなく、住民の暮らしが営まれている大森の魅力を味わってほしいという二人の希望で企画した。

 新郎新婦は代官所前で記念撮影した後、お披露目とあいさつを兼ね新婦の実家まで歩き、式場となった江戸期の武家屋敷・旧河島家を目指した。

 小雨交じりの天候だったが、華やかな花嫁衣装に身を包んだ新婦の姿に訪れた住民らが沿道で拍手を送り、祝った。

 二人は旧河島家で親族ら六十人が見守る中、三三九度の杯を交わし、晃彦さんは「知人が集える楽しい家庭を築きたい」、裕美さんは「生まれ育った町で式ができ幸せ。夫が早く帰ってきたくなる温かい家にしたい」と笑顔で話した。

2007年10月27日 無断転載禁止