龍源寺間歩で落石被害防止の点検講習

鉱山会社の社員(左)から打音による岩の安定性を点検する手法を学ぶ管理者ら=大田市大森町
 世界遺産に登録された石見銀山遺跡の観光スポット・龍源寺間歩(大田市大森町)で三十一日、坑内での落石被害を未然に防止する点検講習があった。受講した同市職員は十一月一日から、ハンマーで岩をたたき音で安定性を確認する手法を日常点検に導入する。

 同間歩内では九月二十二日、天井の石が落ちているのが見つかった。市は危険防止のため、同日は終日、公開中止とし安全を確認した上で翌日から公開を再開。従来、目視で行ってきた安全確認の強化を検討してきた。

 講習は坑道の保守点検を担ってきたDOWAホールディングス柵原事業所(岡山県美咲町)の甲元祐輔所長代理(48)らを講師に招き、同間歩管理事務所の山下幸弘さん(69)ら二人が指導を受けた。

 甲元所長代理は坑道内で安定した岩の打音は「コンコン」「カチカチ」と鳴るのに対し、落石の可能性が高い浮き石は「ポコポコ」と響くことを説明。山下さんらは岩をたたいて「確かに音が違う」と納得、落石が生じ注意が必要な七カ所の位置と形状を学んだ。

 今後は毎日、公開前と公開後の二回、打音を確認する。

2007年10月31日 無断転載禁止