石見銀山遺跡の世界遺産登録記念式典

木村仁外務副大臣(中央)から世界遺産認定書を贈られた溝口善兵衛島根県知事(右)と竹腰創一大田市長(左)=大田市大田町、あすてらす
 石見銀山遺跡の世界遺産登録記念式典が11日、大田市大田町のあすてらすであり、文化財保護を担った住民や登録に尽力した研究者、行政関係者ら280人が喜びを分かち合い、人類共通の貴重な財産として未来に継承することを誓った。

 式典で、溝口善兵衛島根県知事は逆転登録に尽くした人々に感謝し「国内外の幅広い文化交流につながるよう遺産を未来に引き継ぐ」と表明。竹腰創一市長も、遺跡と自然、住民の暮らしが一体となった世界遺産として「価値を守り生かす」と意欲を示した。

 来賓として出席した木村仁外務副大臣は「登録は新たな出発点。世界に価値を発信し次世代に引き継いでほしい」と要望。高塩至文化庁次長も長年の地元の保護活動をたたえ「全世界の宝物として後世に継承することが使命」と期待した。

 祝辞の後、木村副大臣が登録の証明となる世界遺産認定書を溝口知事と竹腰市長に伝達した。

 「日本の金銀銅鉱山と石見銀山遺跡」をテーマに講演した奈良文化財研究所の村上隆上席研究員は「石見銀山は日本の貴金属鉱山の先駆けとなり、近世を形作る最大の原動力となった」と価値を解説した。

2007年11月12日 無断転載禁止