石見銀山を立体貯金箱に 学生児童発明くふう展で知事賞

石見銀山遺跡が一目で分かるアイデア貯金箱を製作し、第10回県学生児童発明くふう展で県知事賞を受賞した角友博君
 世界遺産登録の石見銀山遺跡が一目で分かります―。益田市水分町、吉田南小学校2年生の角友博君(8)がアイデアを絞って製作した「石見銀山マップ貯金箱」が、第10回県学生児童発明くふう展で、想像力や着眼点などが高い評価を受け、最優秀の県知事賞に輝いた。

 貯金箱は、仙の山や大久保間歩(まぶ)、龍源寺間歩、銀の積み出し港だった温泉津港、銀山街道など、世界遺産登録区域の景観を紹介。

 仙の山の頂上の木から銀に見立てた1円硬貨を投入すると、間歩や街道を通り、港に停泊する船に積み込まれる仕組み。

 縦40センチ、横60センチ、高さ40センチ、重さ2キロと大型。空き缶や空き箱、包装紙、木の枝など身近にある素材を利用し、夏休み明けの約1週間をかけて仕上げた。

 アイデアの基になったのは、写真集「世界が求めた輝き 石見銀山」(山陰中央新報社刊)や、母親から聞いていた大田市大森町で育った曾祖母の話という。

 硬貨の転がり具合をスムーズにするため、空き箱を使って山の高さを調整するなど工夫。龍源寺間歩内を銀色に輝かせるなど、趣向も凝らした。

 11月10、11の両日、出雲産業見本市に併せてあった同展は、創造性豊かな子どもたちを育てようと、発明協会県支部としまね産業振興財団が共催。46作品が寄せられ、うち角君の作品を含む14点は全日本展に応募中という。

 角君は「工夫を施した作品。大勢の人に触れて楽しんでもらいたい」と話している。

2007年12月1日 無断転載禁止