銀山争奪戦の史実再現 大田・大森小児童が創作劇

山吹城での尼子氏と毛利氏の銀山争奪戦を演じる大森小の児童ら
 世界遺産に登録された大田市の石見銀山遺跡を学んだ集大成として、大森小学校の児童が8日、同市大森町の町並み交流センターでオリジナル劇を披露した。児童たちは戦国時代、武将らが銀山を奪い合った激しい戦いを表現し「石見銀の力の大きさが分かった。銀山の歴史を学び、素晴らしさを伝えたい」と、さらなる意欲を燃やした。

 石見銀山遺跡愛護少年団を構成する同校の全校児童13人が、銀山を知ることで遺跡を守り、情報発信する目的で、9月から調査学習を実施。今年は争奪戦をテーマに段ボールでよろいなどを手作りし、せりふも児童が考え、昨年末に続き2度目の劇に仕上げた。

 劇では、銀山をめぐり大内氏や尼子氏、毛利氏らが戦を繰り広げた史実を再現。争奪戦の要の山吹城では、攻め落とそうとする毛利方の兵に尼子方が弓矢や岩を落として死守した様子を演じ、最終的には毛利元就が城主・本城常光を策略で寝返らせた歴史を紹介。

 児童らは「かぶとと鉄砲、やりの重さは6キロ以上。重い武具を背負って戦った昔の人は強かった」と発表し、保護者や町民ら50人から大きな拍手を受けた。

 6年生の田原由麻さん(12)は「出来栄えは百点満点。勉強の成果を地元の人々に伝えられて良かった」と笑顔で話した。

2007年12月10日 無断転載禁止