石見銀山遺跡 早急に崩落防止策

 世界遺産に登録された大田市大森町の石見銀山遺跡の龍源寺間歩に向かう市道銀山線で生じた落石に対し、竹腰創一市長は二十七日、記者会見で「住民と観光客の安全確保が最優先」とし、早急に崩落防止策に着手する方針を示した。

 竹腰市長は、同町自治会協議会が落石の危険性を指摘し、安全緊急対策を要望した一週間後、現実に起きた事態を重視。現在進めている浮き石調査と除去を踏まえて具体的な崩落防止策を立て、実施する、と言明。事業内容が固まれば、年度内に始める、とした。

 同協議会は、排ガスと振動などから、銀山公園-同間歩間の路線バス全廃を要請。市は崩落防止策を講じる一方、車両を小型化し龍源寺間歩まで運行するか、危険個所を避け清水寺前駐車場までの運行に短縮するかなどを、年度内に決める。

 さらに、来年度事業で戦国時代後期、銀の精錬や採掘の中心だった仙ノ山山頂付近と銀山公園を結ぶ林道仙ノ山線を舗装し、ガードレールを設けるとともに、林道と石見銀山世界遺産センターをつなぐ遊歩道を整備することを明らかにした。

2007年12月28日 無断転載禁止