市の基金利用に変更 銀山協働基金準備委

 世界遺産に登録された石見銀山遺跡の保全や活用を官民で支える石見銀山協働基金準備委員会の最終会合が二十七日、大田市の大田商工会議所であった。当初目指した民間中心の財団法人が基金管理する形態は、寄付する企業や団体などが税制優遇措置を受けられないことが判明。市の石見銀山基金を利用するよう変更し、来年二月から募金を始めることを決めた。

 会合には同委会長の寺戸隆文同商工会議所会頭ら二十三人が出席。

 同市石見銀山課が、企業、個人の寄付に市拠出金を加え財団管理の石見銀山協働基金に交付する形態では、寄付金が特定寄付に当たらず全額税控除されない上、財団準備に相当期間が必要、と報告。同遺跡への関心が高まっているこの時期に募金を始めるべきとし、既設の石見銀山基金に寄付してもらう仕組みを提起し、了承された。

 今後、準備委員会を全県的に発展させた石見銀山基金募金委員会を新設。市が民間から遺跡の保全活動などを公募して、助成する事業を創設。市議会や同募金委員会などでつくる第三者機関が助成事業の妥当性などを審査する。

2007年12月28日 無断転載禁止