大田市、特別交付税3億円要望へ

 世界遺産に登録された大田市大森町の石見銀山遺跡の落石防止対策で竹腰創一市長は二十四日、総務省に赴き、工事費として特別交付税三億円を要望する。同税の措置を受け、二〇〇八年度の早期に工事着手を目指す。

 落石は、昨年十二月二十五日、龍源寺間歩の約五百メートル北東の市道銀山線で見つかった。付近一帯の新切間歩から福神山間歩にかけて要害山の東斜面八ヘクタールの地表概略調査の結果、市道沿線の帯状区域と、斜面の複数個所が落石の恐れが高い危険個所と判明した。

 災害など特別の財政事情が生じた際、特別交付税の措置を受けることができることから、同市は、厳しい財政状況下、早急に対策をとるために要望する。

 市は危険個所の詳細な調査を二月下旬まで実施。具体的な工法を決めた後、三月下旬までに工事の詳細設計を行う。

 松村浩総務部次長は「世界遺産に登録された遺跡で市民と来訪者の安全を確保する緊急事業として必要性を説明し、〇八年度のできるだけ早い時期に着手したい」と話した。

2008年1月23日 無断転載禁止