石見銀山遺跡 佐渡の一行が視察

石見銀山遺跡の本谷を視察する「佐渡を世界遺産にする会」の会員ら=大田市大森町
 世界遺産に登録された大田市の石見銀山遺跡を二十八日、新潟県佐渡市の「佐渡を世界遺産にする会」が視察。官民が協働で進める大森の町並み保存などを参考に、佐渡の登録に向けて、意欲を示した。

 新潟県と佐渡市は一昨年、世界遺産の国内候補となる暫定リスト入りに名乗りを上げ昨年末に「金と銀の島、佐渡-鉱山とその文化」と題した候補提案書を文化庁に再提出。今回は先進地の石見銀山で学び、佐渡の取り組みに生かすため、岩崎隆寿佐渡市議(46)ら八人が訪れた。

 一行は、石見銀山ガイドの会会員らから説明を聞きながら、同町の町並みや戦国後期から銀採掘の中心となった本谷の大久保間歩坑内、釜屋間歩などを巡った。

 三度目の来訪となる同会幹事の岩崎市議は、大森の町並み保存整備が進んだことを挙げ「石見銀山を参考に、佐渡でも町並み整備と遺跡発掘調査の促進、ガイドの会の充実に取り組みたい」と強調。佐渡金銀山と能楽などの文化、日本の近代化の先駆けとなった明治期の産業遺産を合わせて「世界遺産登録を目指したい」と話した。

 二十九日は、佐渡金銀山を案内する相川ふれあいガイドの会が訪れる。

2008年1月29日 無断転載禁止