世界遺産子どもデジタルアーカイブづくり

石見銀山遺跡の映像を住民に披露した大田市の5小学校の児童ら=同市大森町、石見銀山世界遺産センター
 世界遺産に登録された石見銀山遺跡の魅力を大田市の小学生たちが情報発信する「世界遺産子どもデジタルアーカイブづくり」の活動報告会が2日、同市大森町の石見銀山世界遺産センターであった。児童は銀精錬の灰吹き法体験など、自ら撮影した映像を住民50人に披露し、同遺跡を世界に伝える意欲を示した。

 石見銀山資料館が島根大生涯学習教育研究センター、セコム山陰と、同世代の子ども向けに同遺跡を紹介してもらう狙いで昨年6月から実施。地元の大森小、高山小、仁摩小、湯里小、温泉津小の22人が参加し、4班に分かれて昨年10月から12月まで撮影した。

 映像は8割方出来上がり、時間は43分。児童たちは山が光った銀山の発見伝承にちなみ、日本海沖の船上から報告するなどフットワークの良さを発揮。特産品の西田クズや温泉津の温泉まんじゅうも紹介し、「今後も関心を持ちたい」と強調した。

 高山小5年の武間真人君(11)は「分かりやすく説明するのが難しかったが、大森小の児童と協力できて楽しかった」と話した。

 同資料館などは3月に映像を完成させ、制作過程と合わせ2本1組のDVDを500セット作成。世界遺産がある自治体や希望する教育関係者らに配布し、同館のホームページにも掲載する。

2008年2月2日 無断転載禁止