石見銀山遺跡で落石防止柵が完成

落石対策で石見銀山遺跡の市道銀山線沿線に完成した仮設防護柵=大田市大森町
 世界遺産に登録された大田市大森町の石見銀山遺跡の市道銀山線沿線で、落石を防止する仮設防護柵が完成し、二十一日から、唯一の観光坑道・龍源寺間歩の公開が再開された。

 昨年十二月に落石が見つかった個所を含め、福神山間歩から新切間歩までの市道沿線のうち、百十メートル区間で、仮設防護柵を建設。四日からの工事期間中、人と車両を全面通行止めとし、龍源寺間歩を閉場した。

 この日は快晴に恵まれ、午後三時半までに女性グループら三百八十人が遊歩道を散策した後、龍源寺間歩に入場。名古屋市から訪れた会社員の深谷直輝さん(35)は「見学できて良かった。江戸時代、よく人の手で掘り進み、銀鉱脈を当てたと感心した」と話した。

 龍源寺間歩では昨年九月、坑内で石の崩落が生じ、大田市は閉場期間中、坑道内の安全点検を行い、崩落の危険がある数カ所の石を除去した。

2008年2月21日 無断転載禁止