石見銀山基金募金委員会を設立

官民協働で広く寄付を募る方針を決めた石見銀山基金募金委員会のメンバーら=大田市大田町、大田商工会議所
 世界遺産に登録された石見銀山遺跡を後世に伝えるための石見銀山基金募金委員会の設立総会が二十八日、大田市の大田商工会議所であった。官民協働で三月三日から五年間、三億円を目標に県内外から寄付金を募り、人類共通の遺産を保全活用する財源に充てることを決めた。

 設立総会には島根県、大田市、地元経済団体のメンバーらが出席。登録の道筋を付け同委員会の顧問に就任した澄田信義前知事が「来訪者に満足してもらえる受け入れ態勢を作るのはこの一年が勝負。志を一つに絶好の機会を生かそう」と協力を要請した。

 議事では大田商工会議所の寺戸隆文会頭を同委員会の会長に選出した。

 基金は、大田市の既設の石見銀山基金条例を活用して個人や団体、企業などから寄付を受け付け、運営。民間団体が行う遺跡の維持保全や環境に対応したエコカーの導入、ガイド養成、情報発信など七分野の事業に助成し、竹腰創一大田市長の諮問機関として第三者機関を設け、使途を審査する。三億円の内訳は、県と市と、民間で半分ずつ担う計画。

 今後、同遺跡のロゴマークを募金活動に活用し趣意書とともに募金箱を大田市役所や金融機関などに設け、広く協力を呼び掛ける。問い合わせは、大田市石見銀山課(電話0854・82・1600、内線326)か、大田商工会議所(同0854・82・0765)。

2008年2月28日 無断転載禁止