大久保間歩の公開1日4組限定

 世界遺産に登録された石見銀山遺跡の目玉として四月下旬から一般公開する大久保間歩について、大田市は三日、設置と管理に関する条例案を三月定例市議会に提出した。湿度や温度など坑内環境を保全するため、二〇〇八年度は来場者を一日四組、年間約六千人に限定。入坑料は高校生以上の大人が二千円、小中学生は千円とする。

 大久保間歩は同遺跡最大の坑道。江戸初期から人力で銀の採掘を進めた跡や、明治の再開発で火薬を用いて坑道を広げた技術などを伝える。市は昨年八月下旬から今年三月末までに試験公開を実施し、約千人が訪れる。

 計画では、坑内で冬眠するコウモリの生態保全で十二月から二月は休場。それ以外は、金、土、日曜の週三日、予約制で仙ノ山本谷地区と大久保間歩を組み合わせた一回二十人までのツアーを募集。ガイドと市の嘱託職員ら三人が保安員として同行する。

 現在唯一、一般に公開されている龍源寺間歩が高校生以上の大人で四百円なのに対し、大久保間歩の入坑料は、年間で千百万円が必要となる坑内の保守点検費用などを賄うために五倍に設定。実際に入坑するには、このほかガイド料とバス代が必要となる。

 十八日の同議会最終日までに具体的なオープンの日付を決める。

2008年3月3日 無断転載禁止