銀山歩き往時学ぶ 山陰中央新報文化センター現地講座

仲野義文館長から銀山街道・温泉津沖泊道の説明を受ける受講生ら=大田市温泉津町
 世界遺産に登録された石見銀山遺跡の魅力を紹介する山陰中央新報文化センター松江、出雲両教室の現地体験講座が七日、大田市温泉津町であった。受講生四十六人が、石見銀山資料館の仲野義文館長の解説を聞きながら、戦国時代後期、銀や米などが運ばれた銀山街道・温泉津沖泊道を歩き、往時に思いをはせた。

 一行は、街道のたたずまいを残す松山地区を訪れ、こけむした石の階段と赤いツバキの花がコントラストをなす中「思った以上に道幅が広い」などと話しながら見学。仲野館長は「銀山が米などを大量消費する鉱山都市となり、物資の輸送に携わる多くの人々が銀生産を支えた」と説明した。

 沖泊では、銀の積み出し港とともに戦国武将・毛利氏の水軍の軍港の機能を果たした歴史を学習。船のとも綱を結ぶ多くの鼻繰り岩から、港がにぎわう様子を想像した。松江市浜乃木三丁目、会社員岡田美子さん(51)は「人々の苦労がしのばれた。沖泊の水はとてもきれいで気持ちが洗われた」と話した。

2008年4月8日 無断転載禁止