お年寄り手作り布ぞうり 石見銀山の土産品に

奥出雲町の高齢者グループが手掛け、大田市の「クラフトさら」で販売される布ぞうり
 奥出雲町の高齢者グループが作る「布ぞうり」が、世界遺産登録された石見銀山遺跡のおひざ元、大田市大森町のシルバー工房「クラフトさら」で扱われることになった。同グループは「シルバー(銀)の街にシルバー(お年寄り)の作品が並ぶのは何かの縁」と、自信作が多くの観光客の目に触れることを喜んでいる。

 同グループは奥出雲町八川地区の八十代の女性ら八人で組織し、わらの工芸品などを製作。松江市南田町の物部米穀店の販促用の米俵などの製作にも協力している。

 布ぞうりは同地区で古くから作られており、同グループも捨てるにはもったいないきれいな柄の古着や着物の生地に、わらを一本一本巻き込んで編み上げている。丈夫で長持ちし、履き心地もよいといい、同社を通じて販売されている。

 「クラフトさら」での販売は、同社と交流しているのがきっかけ。昔風情のある街の土産品にぴったりだと判断し、商品ラインアップに加えることを打診、五月から同工房の一角に並べられることになった。

 同グループ世話人の藤原忠利さん(70)は「メンバーの製作にさらなるやりがいが生まれそう」と張り切っている。

2008年4月23日 無断転載禁止