石見銀山遺跡 過去最高の人出

銀山川沿いの遊歩道を歩き龍源寺間歩を目指す来訪者ら=大田市大森町
 世界遺産に登録された大田市大森町の石見銀山遺跡の観光客が黄金週間の後半二日目の四日、過去最多の一万六千人を数えた。人気スポット・龍源寺間歩行きのバスを運休し、歩く観光に切り替えた交通実験はおおむね受け入れられ、大きな混乱はなかった。

 大田市観光協会によると、過去最多だった昨年十月七日の入り込み客一万千人を、五月三日は一万二千人で更新し、四日はさらに上回った。同日の龍源寺間歩の入場者も六千六百九十三人で最多となった。

 行楽客は新緑を満喫しながら銀山公園から龍源寺間歩までの遊歩道二・三キロを歩いた。長崎市の無職山田ミチ子さん(79)は、自然や遺跡を守るのにバス運休は必要とした上で「足が悪いのできつかった。人力車があると便利」と話した。

 最多の観光客で石見銀山世界遺産センター周辺駐車場は五百三十台分が朝から満車となり、警備員が三瓶自然館などの割引券をドライバーに配り、時間調整を要請。大田市仁摩町の国道9号沿い臨時駐車場三百五十台も午前中に満車になった。

 一方、大田市市仁摩町の仁摩サンドミュージアムも、島根を舞台にした映画「砂時計」公開の効果から同日、五千百五十四人のカップルらでにぎわった。

2008年5月4日 無断転載禁止