広島県が県境越え銀山活用 街道沿い紹介マップ作製

広島県観光連盟が作製した石見銀山街道を紹介する冊子
 世界遺産に登録された大田市の石見銀山遺跡を活用した広域観光ルートづくりに、県境を挟んで隣接する広島県観光連盟が取り組んでいる。銀山から広島県東部に続く石見銀山街道沿いの観光スポットを紹介する冊子を作製。隣県に誕生した観光資源を取り込み、集客ルートの構築を進める。

 同連盟は昨年、新たな広域観光ルートの開発を目的に、市町や観光協会、商工団体で構成する研究会を発足。世界遺産登録で注目度を増す石見銀山街道をテーマにしたルートづくりと、旅行商品化を検討してきた。

 第一弾として「石見銀山街道シルバーロード探訪マップ」と銘打った冊子を作製した。街道の歴史や沿線周辺の三次市や尾道市などに点在する観光スポットを紹介している。島根県の協力を得て石見銀山世界遺産センターにも四千部を置く。

 また五月末にも旅行エージェントを募った銀山街道の現地視察会を二回予定するほか、秋には大都市部で開く観光セミナーでエージェントやマスコミ向けに街道ルートをPR。旅行商品化の促進や注目度アップを図る。

 銀山は、広島の厳島神社、原爆ドームとの三つの世界遺産を巡る商品が企画されるなど観光振興に影響を与えている。視察で地元の協力を仰いできた同連盟の貞重裕樹課長は「島根と連携したい」と新たな観光ルートづくりに意欲を示した。

2008年5月15日 無断転載禁止