(2)歩行 2・ウオーキングの前に

自分に適した靴を選んで、さあ、ウオーキング
足底に合う中敷きを

 今回は、ウオーキングの準備として足元をチェックしてみましょう。快適で安全なウオーキングのためには、歩行に適した履物を用意する必要があります。

 一般的に靴は歩行時に足を保護する道具ですが、最近はデザイン性なども重視され、嗜好(しこう)品の一つという意味合いが強くなっています。使用する人の生活環境や生活習慣の違いによって、靴に求められる機能はさまざまで、おしゃれ、作業の安全性、障害の改善などを目的にしたものがあります。

 しかし、適した靴を使用しないと、ひざや腰に負担がかかり痛みを起こす原因にもなりかねません。特に歩行能力が低下した高齢者は、自分に適した靴を選ぶべきですが、現状は必ずしもそうでないように感じられます。

 そこで、靴選びのポイントを紹介します。足裏は、体重を分散させて体を支え、地面から受ける衝撃を和らげるため弓形になっています。これを足底の「アーチ」といいます。このアーチが減少した状態が扁平(へんぺい)足といわれ、疲れやすくなったり、痛みが出る原因になったりします。

 靴は、このアーチを支え、アーチの形に合った中敷きを持つものがポイントになります。ほかに、つま先やかかと、足の甲への当たり具合などもチェック項目です。かかとが低いものは重心が後ろになりやすく歩きにくくなりますし、靴底が軟らかいものは外歩きには不向きです。

 高価で機能的であっても足に適していなければ、本来の機能は生かされません。安価な靴でも足に適していれば価格以上の機能が引き出せます。足元をしっかり固めて歩きだしましょう。

    (松江医療福祉専門学校理学療法士科専任講師・内田賢)

<靴選びのポイント>

・素材が軟らかい
・足当たりが柔らかい
・つくりがしっかりしている
・滑り止めが付いている
・軽量
・着脱しやすい

2008年5月24日 無断転載禁止