(134)くり(クリ)

 松反(まつがへ)りしひてあれやは三栗(みつくり)の 中上(なかのぼ)り来(こ)ぬ麻呂(まろ)といふ奴(やっこ)
   柿本人麻呂歌集 巻九-一七八三

【歌意】まさか障害があるわけでもあるまいに。機嫌を伺いに中上り〈地方官が京に上ること〉しても来ない麻呂は。

 写真 岡田憲佳
 文 矢冨厳夫

2008年6月2日 無断転載禁止