(135)あぢさゐ(アジサイ)

 言(こと)とはぬ木すらあぢさゐ諸弟(もろと)らが 練(ね)りのむらとにあざむかえけり
   大伴家持 巻四-七七三

【歌意】口をきかぬ木でさえアジサイのように色を変え信用できないものがいる。口八丁の諸弟と知りつつ、うまく言葉にのせられた。

 写真 岡田憲佳
 文 矢冨厳夫 

2008年6月3日 無断転載禁止