滞在型観光構築へ 全体会議初会合

 世界遺産の石見銀山遺跡を核に、滞在型観光の構築と観光ブランドの創出を目指す事業の全体会議の初会合が十二日、大田市大田町の大田商工会議所であった。登録に伴う経済効果を同市全域に波及させるために、具体的な行動計画となる報告書を来年二月に作成することを申し合わせた。

 中小企業庁が補助する「地域資源∞全国展開プロジェクト」の一環で、同商議所と銀の道商工会が共同で取り組む。同遺跡と国立公園・三瓶山などを組み合わせた観光ルートの開発などで交流人口の拡大を図る。

 初会合には県と市の担当者、旅館や食品会社などの経営者ら五十人が出席。同商議所の寺戸隆文会頭が「大田市では地域資源を再認識した観光振興に力を注ぐことが重要」と協力を要請した。

 議事では今後、事業所の経営者らと市職員で、新観光ルートの開発と二次交通の調査研究、受け入れ態勢の検討と情報発信、特産品開発、石見銀山ブランドの創出をテーマに四つの作業部会の設置を決定。コンサルタント会社が六月から八月、銀山を訪れる観光客のニーズや他地域での成功事例を調査分析して提案を作成し、作業部会で議論する流れを確認した。

2008年6月13日 無断転載禁止