石見銀山でベロタクシーなど試乗会

観光客を乗せ、町並み保存地区をゆっくりと走るベロタクシー=大田市大森町
 大田市大森町の世界遺産・石見銀山遺跡で一日、同市久手町の自営業福西健一さん(44)が騒音や排ガスを出さないベロタクシーの試乗会を始めた。一方、大田市の担当者らは同日、環境対応型のハイブリッドバスを試乗。自然と共生する同遺跡にふさわしい車両導入への模索が続く。

 福西さんは、観光で訪れた高齢者や幼児連れの家族のほか、大森町の病院に通う銀山地区のお年寄りらの移動を助ける目的で、電動機付き自転車タクシーのベロタクシーを九月から運行する計画。

 試乗会では、東京から借りてきたベロタクシー一台を銀山公園周辺で走らせ、地元住民らが時速約三キロの乗り心地を味わった。同町の主婦川平真理さん(35)は長男の隼也君(2)と試乗し「ゆっくりと景色が流れるので気持ちよかった。排ガスがないのは非常によいので、活用されれば」と話した。

大田市議らを乗せて走るハイブリッドバス=大田市大森町、石見銀山世界遺産センター
 一方、大田市は日野自動車が独自開発したハイブリッドバス(七十二人乗り)の説明会を市役所で開き、市役所から石見銀山世界遺産センターを往復するコースを市議や市職員らが試乗した。

 国交省の規制値より排ガスは10%削減、すすは半分以下を達成し、一台二千六百万円。生産に五カ月かかる。試乗した石原安明市議会議長(61)は「普通のバスと同じ乗り心地。導入について市と協議したい」とした。

2008年7月1日 無断転載禁止