石見銀山遺跡世界遺産登録1周年で多彩な催し

世界遺産登録一周年を迎え、来訪者でにぎわう大森の町並み保存地区=大田市大森町
 石見銀山遺跡の世界遺産登録一周年を記念して二日、大田市でさまざまな催しがあり、大森町の町並み保存地区は多くの観光客でにぎわった。市民は世界の宝と認められた遺産の価値をあらためて認識し、次代に受け継ぐ思いを新たにした。

 同町の石見銀山資料館では、龍源寺間歩や熊谷家住宅などの市施設とともに入場無料とし、企画展「戦国大名毛利氏と山神宮」を開催した。

 最近新たに見つかった、銀山に住んだ武士の三谷帯刀が毛利元就から拝領した陣羽織を初公開するなど、十四点を展示。愛媛県西条市から訪れた農業村上昌子さん(55)は「世界遺産なので初めて来た。一周年と知り印象に残る旅となる」と笑顔で話した。

 市内の小中学校では、子どもたちが登録記念日を祝う特別献立の給食に舌鼓を打った。仙ノ山のふもとにある水上町の大田三中では竹腰創一市長が「石見銀山遺跡を守り伝えていく取り組みに参加を」と要請。生徒四十人は芋代官ご飯や飛び魚の銀山焼き、かまぼこを鉱石に見立てたやまぶき汁などを楽しんだ。生徒会長の三年山根ほのかさん(15)は「すごくおいしい。遺産登録によって石見銀山が世界で有名になった」と喜んだ。

 郵便局株式会社中国支社は同日、オリジナルフレーム切手「世界遺産石見銀山」を発売。大森町の石見銀山世界遺産センターで、江津市の谷住郷郵便局の江木優二局長(59)が竹腰市長に贈呈した。

2008年7月2日 無断転載禁止