大田経財相が大森視察 2社の取り組み高く評価

中村ブレイスで義肢装具づくりについて聞く大田弘子経済財政担当相(右)=大田市大森町
 世界遺産に登録された石見銀山遺跡がある大田市大森町で十六日、内閣府の大田弘子経済財政担当相が義肢装具メーカー・中村ブレイスと、生活提案型ショップを手掛ける群言堂を視察し、町並み保存に貢献しながら若者定住を図る両社の取り組みを高く評価した。
 島根県の新産業創造ブレインを務める一橋大大学院の関満博教授の推薦を受け、島根の産業振興を知る目的で訪れた。
 大田担当相は午前中、同遺跡最大の坑道・大久保間歩に入り、アジアの産業遺産として初めて遺産登録された価値について理解を深めた。
 中村ブレイスでは、中村俊郎社長が収集した古地図など銀山関係の資料を見た後、本社を見学。義肢装具製作の難しさを尋ね、若手職員から「使う人によって異なる症状に合わせること」と説明を受けた。
 群言堂では、女性社員が紙や綿など自然素材にこだわる女性服づくりへの思いを話し、松場大吉社長らが購入した武家屋敷をゲストハウスに利用する取り組みに熱心に聴き入った。
 大田担当相は「働く人に若者が多く表情がよいのが印象的。地元の文化や豊かさを大切に、地域の個性と魅力を創出する素晴らしさを感じた」と笑顔で話した。
 十七日は松江高専などを視察する。

2008年7月17日 無断転載禁止