荒神谷博物館で石見銀山資料展

石見銀山遺跡を紹介する写真パネルに見入る来館者たち
 斐川町神庭の荒神谷博物館で四日、「石見銀山展」が始まった。行楽シーズンの本格的な到来をにらみ、歴史ファンの観光客の流れを呼び込むのが狙い。来館者は古代出雲の歴史に触れるとともに、世界遺産登録された大田市の石見銀山遺跡を散策する資料を収集している。十月三日まで。

 同展は、石見銀山遺跡を訪れる観光客や同館の周辺地域の住民に、予備知識を提供しようと、秋のホール展として企画。

 弥生時代の青銅器三百八十点が出土し、国の指定史跡となっている荒神谷遺跡と石見銀山遺跡を結ぶ観光ルートの定着も目指している。

 同館のホールには、全紙サイズのパネル写真十二点を展示し、空撮による石見銀山遺跡の全容や五百羅漢、大森の街並み、産出銀を積み出した港などを紹介。写真の解説文を配布し、石見銀山の観光パンフレットコーナーを設けている。

 同館のスタッフが、石見銀山遺跡のガイド役も務めており、大阪府堺市から観光に来た会社員、田中孝さん(60)は「レンタカーで石見銀山に行くつもりだが、駐車場の状況やその後の散策の仕方が、見当がつかなかった。説明を聞いて参考になった」と喜んだ。

2008年9月5日 無断転載禁止