石見銀山でベロタクシー運行開始

福西健一さんの運転でベロタクシーに試乗する竹腰創一市長(後部座席右)ら=大田市大森町
 世界遺産に登録された大田市大森町の石見銀山遺跡で二十一日から、排ガスや騒音を出さないベロタクシーの運行が始まった。同遺跡は、自然と共生した銀山として環境面で高く評価され登録が実現しただけに、竹腰創一市長らが運行開始を歓迎した。

 同市久手町の福西健一さん(44)が、観光で訪れた高齢者や幼児連れの家族らの移動を助けたいとの思いで、七月の試乗会と試験走行を経て事業を企画。観光坑道の龍源寺間歩方面行きの路線バスが、排ガスや騒音問題で九月いっぱいで廃止されるのを受け、電動機付き自転車タクシーのベロタクシー三台の運行に踏み切った。

 町並み交流センターであった出発式では、福西さんが「一人でも多くの人に喜んでもらえるよう頑張りたい」と決意を表明。竹腰市長が「新たな魅力ができる。石見銀山発のCO2削減タクシーとして全国にメッセージを発してほしい」と祝い、テープカットした。

 竹腰市長は福西さんの運転で試乗。時速五キロで町並みを巡り、「静かで乗り心地が良く石見銀山にふさわしい。路傍の花も楽しめた」と話した。

 町並み保存地区と銀山地区で午前九時から午後五時まで運行し、雨天は運休。一台に大人二人と幼児一人までが乗車できる。料金は大人一人につき百メートルで五十円、四歳から小学生未満は同三十円。三歳以下は無料。予約と問い合わせは福西さん(電話090・6433・4342)。

2008年9月21日 無断転載禁止