(210)くも(雲)

 朝に日(け)に色づく山の白雲の 思ひ過ぐべき君にあらなくに
   厚見王 巻四-六六八

【歌意】朝ごと日ごとに色づく山にかかる白雲がいつかは消えるように、私の心から消えるようなあなたではありますまい。

  文   矢冨厳夫
 写真  伊藤英俊 

2008年11月1日 無断転載禁止