石見銀山遺跡を緑でいっぱいに 地元児童ら植樹

森の再生を目指して苗木を植林する大森小学校の児童ら
 世界遺産に登録された大田市大森町の石見銀山遺跡で十八日、地元の小学生と住民百人が森の再生を図ろう、と広葉樹などの苗木を植林し、遺跡と調和しながら大きく成長するよう祈った。

 同市が、県の水と緑の森づくり税を活用し、二〇〇八年度の森林整備・景観保全事業を企画。十月に松くい虫被害で枯れたアカマツを二百本以上伐採し、市民参加の整備体験を準備した。

 植林は、石見銀山世界遺産センター東側の山林であった。参加した大森小と高山小、大代小の児童と住民は五班に分かれ、同市森林組合の職員らの助けを受け、〇・三ヘクタールに抵抗性アカマツやヤマグリ、ヤマザクラなどの苗木五百二十本を植えた。子どもたちは寒風の中、息を切らしながらクワで穴を掘って苗木を丁寧に植えた。

 大森小六年の渡辺真彩さん(11)は「地面が固くて掘るのが難しかったけれど、初めて体験し面白かった。木を大切にし大きくなったら見に来たい」と話した。

 一帯の一・三ヘクタールでは、三井住友海上火災保険が〇九年三月から一五年七月までの七年間、植樹と下刈りを担う。

2008年11月19日 無断転載禁止