銀山街道尾道ルートの赤名峠を挟み駅伝

銀山街道の赤名峠頂上に設けられた中継所でたすきをつなぐ選手
 島根と広島の県境にある銀山街道尾道ルートの赤名峠で二十三日、初めての「赤名峠・国盗(と)り駅伝大会」が開かれた。飯南町と広島県三次市布野地区(旧布野村)の十チームがたすきをつなぎ、住民同士が県境を越えたきずなを深めた。

 大会は、石見銀山の世界遺産登録を受け、両市町の住民組織や自治会連合会が連携する町おこし事業の一環。勝った側が「領地」を譲るルールを設けて、四月の国盗り綱引き大会に続く第二弾行事として開いた。

 競技は赤名峠の頂上付近をスタートし、両市町のふもとまでを往復する五区間八・六キロ(小学生は六区間)。職場や地域、部活動の仲間と参加した六十人が、高低差四十メートルの砂利道コースを力走した。

 総合成績で飯南町が敗れたことで、国境の高札を五十センチほど島根側に移動。布野側が領地を拡大する結果となった。

 スポーツ少年団の仲間と参加した来島小学校六年の藤山楓生君は「足場は悪かったけど、友達と一緒に歴史ロマンを感じながら走れた」と充実感を漂わせていた。

2008年11月24日 無断転載禁止