石見銀山遺跡の市道銀山線で落石が再発

市道銀山線で落石が再発した現場。左下の銀山川に落ちた石が落石の破片=大田市大森町
 世界遺産に登録された大田市大森町の石見銀山遺跡で二十九日朝、観光坑道の龍源寺間歩に向かう市道銀山線で落石が見つかり、市は当分の間、全面通行止めとし、同間歩の公開休止を決めた。二〇〇七年十二月に落石があった個所の近くで、市は崩落地点を調べ、対策を考える。

 落石は同間歩の約三百メートル北東で、大きさは縦一・三メートル、横一・二メートル、厚さ〇・九メートル。推定重量は三・六トン。西側斜面から崩落して木をなぎ倒し、落石防止の鉄製ネットを越えて市道中央部に落下していた。業者が石を壊して撤去したが、市道が直径三十センチ、深さ二十センチ陥没した。

 市は降雪や倒木が原因とみている。専門家に現地を見てもらい、崩落地点を特定した後、対策を協議する。

 市道銀山線では〇七年十二月、今回の場所から約百五十メートル北東地点で落石が発生し、現在も一部が通行止め。島根県と大田市は〇八年十一月から三月まで今回の落石個所を含む区間で、落石防止工事を進め、四月から全面通行可能にする予定。

 同市石見銀山課の小野康司課長は「けが人がなく幸いだった。安全対策を図って予定通りに通行できるようにしたい」と話した。

2009年1月29日 無断転載禁止