銀山の町に「出店マナー」策定 大森町自治会協議会

地元自治会協議会が、景観や環境などに配慮した「出店マナー」を実施した大田市大森町の町並み
世界遺産に登録された石見銀山遺跡がある大田市大森町の大森町自治会協議会が、町内の町並み景観や環境に配慮した指針を盛り込んだ「大森町内における出店マナー」を策定し、一日から実施した。出店や店舗の看板設置などの指針を定め、地域挙げて歴史的価値のある町並みを守る。

 同町には江戸期以降の古民家や一般住宅が混在する町並みに、約五十軒の飲食店や土産物店が点在する。

 県内外の業者の出店に際して、地元住民などとのトラブルはこれまでなかったが、同協議会では、今後の無秩序な出店などを防ぐため、マナー指針を作成した。

 出店マナーでは一店舗につき看板は一つと定め、看板の素材も木や竹などの自然素材にし、新規の自動販売機の設置や客への呼び込み行為は控えるなどと規定。出店する事業者や従業員は同町内に定住する努力をすること、地域活動や同遺跡の保全活動に参加することも促している。マナーは町内の申し合わせで罰則規定はない。

 マナー作成にかかわった同町自治会協議会の松場大吉・前会長は「マナーを継続するため、官民を交えた形で窓口、マナー判定組織づくりを検討していきたい」とし、周知の方法などは今後詰めるという。

2009年4月2日 無断転載禁止