大久保間歩ツアー開始 石見銀山

大久保間歩の坑道内で、石見銀山ガイドの会会員から解説を聞く参加者たち=大田市大森町
 世界遺産に登録された大田市大森町の石見銀山遺跡で、最大の坑道・大久保間歩の一般公開ツアーが三日から始まった。参加者は石見銀山ガイドの会のメンバーの解説を聞きながら坑道内を歩き、銀山の歴史や世界遺産の魅力を堪能した。

 大久保間歩は、石見銀山の最盛期を支えた主要坑道の一つで初代石見銀山奉行・大久保長安にちなんで命名。銀鉱石を手掘りで採掘した江戸時代の採掘跡や、明治時代の再開発時に使われた削岩機の痕跡などをとどめる。

 参加者は、同ガイドの会会員の説明を聞きながら約百五十メートルの区間を歩き、トロッコの軌道や銀鉱脈を掘り込んだ跡に見入った。

 家族四人で参加した和歌山市の主婦、上出淳子さん(52)は「初めて参加したが、坑道内の採掘跡や岩盤の迫力に感動した」と話した。

 一般公開は完全予約制で金、土、日曜日の三日間と祝日に行い、一日四回の限定公開。期間は十一月二十九日までと、二〇一〇年三月の一カ月間のみ。一回当たり参加者は二十人に限定(先着順)。料金は大人三千八百円、小中学生二千八百円。申込先は石見観光大田営業所内の大久保間歩予約センター(電話0854・84・0750)。

2009年4月4日 無断転載禁止