石見銀山文化賞に大森町文化財保存会

 大田市大森町の義肢・装具メーカー、中村ブレイス(中村俊郎社長)は、石見銀山文化賞の第二回受賞団体として、地元の大森町文化財保存会(吉岡寛会長)に、特別賞を贈ることを決めた。授賞式は、石見銀山遺跡の世界遺産登録が決まった日である六月二十八日に、同町にある同社の施設、なかむら館で行われる。

 同賞は石見銀山遺跡の世界遺産登録一周年と同社の創業三十五周年を記念して昨年創設された。世界遺産にふさわしい新たな発見を目指す研究者や、文化面で貢献した個人・団体を地元と全国、海外から同社が独自に選考し本賞と特別賞を発表、盾と副賞五十万円が贈られる。今回は本賞の該当者はなかった。

 大森町文化財保存会は一九五七(昭和三十二)年に同町内の文化財を保護するため、当時の町内の全世帯、約三百五十軒が参加して発足。町内史跡の清掃など、保存活動に半世紀以上にわたり取り組んでいる。

 中村社長は「銀山の歴史を後世に伝えていく原点の活動として評価した。今後も銀山文化向上の励みになってほしい」とし、同保存会の吉岡会長(79)は「長年の会の活動が評価されてうれしい」と話した。

2009年4月10日 無断転載禁止