銀山に環境配慮の歩道完成 伐採竹を有効活用し舗装

地元NPO団体が完成させた竹チップ入りの舗装歩道
 世界遺産・石見銀山遺跡周辺に自生する竹の伐採などに取り組む大田市のNPO法人「緑と水の連絡会議」(高橋泰子理事長)はこのほど、同市大森町内の同遺跡近くの歩道に竹チップ入りの真砂土を使った舗装を施した。同遺跡は、自然環境と共存した産業遺跡という特徴があり、同会議は「環境に配慮した舗装」としている。

 同町内の石見銀山世界遺産センターから市道大森線につながる国有地内の歩道で、一部、個人の所有地を通る。

 同会議は、伐採した竹の有効活用策を検討。竹チップに加工して、酸化マグネシウムと一緒に真砂土に混ぜて舗装材とし、老朽化した後に破砕しても自然分解され、産業廃棄物が生じないように工夫した。

 作業には同会議の会員らがボランティアで参加。市や所有者の許可も得て三月下旬から全区間約二百メートルの中央部(幅約一メートル)の舗装に取り組み、このほど完成させた。

 同会議の和田譲二事務局長は「道を歩く人が、竹が有効利用されていることに関心を持ってもらえれば幸いだ」と話した。

2009年4月24日 無断転載禁止