尼崎JR脱線事故「追悼と安全のつどい」にパロマ事故遺族

「追悼と安全のつどい」の講演を聞き、メモを取る山根健二さん(手前)=兵庫県尼崎市、総合文化センター
 尼崎JR脱線事故の遺族らが主催する「追悼と安全のつどい」が二十五日、兵庫県尼崎市の市総合文化センターであり、パロマ工業製ガス瞬間湯沸かし器による一酸化炭素中毒事故で息子を失った山根健二さん(60)=松江市=が参加し、原因究明に向けた遺族の取り組みや遺族同士のつながりの重要さを再確認した。

 同追悼式は事故の遺族でつくる「4・25ネットワーク」が遺族の現状を社会に知ってもらい、JR西日本の安全な運行を訴えるため毎年開催し、今回で四回目。同ネットワークの浅野弥三一世話人、ノンフィクション作家の柳田邦男さん、工学院大学教授で東京大学名誉教授の畑村洋太郎さんらが講演。事故に遭った被害者の支援や企業の説明責任について言及した。

 山根さんは二十四日、浅野世話人と対談するなど尼崎JR脱線事故の遺族との交流を深めている。追悼式には昨年に続き二回目の参加。「真相究明の重要性を再確認した。そのためにも遺族同士の連携の強化が必要」と話した。

2009年4月25日 無断転載禁止