美郷町で銀山街道の難所「半駄抱」を整備

銀山街道屈指の難所「半駄抱」の整備に汗を流す美郷町浜原地区の住民有志
 石見銀山の銀を運んだ古道・銀山街道のうち、積み荷の半分を馬から降ろさなければ越えられなかったといわれる美郷町浜原地区の「半駄抱(はんだがかえ)」の整備を、住民有志が進めている。メンバーはウオーキング大会などを開き、後世に伝えていこうと張り切っている。

 石見銀山をめぐる攻防で、毛利氏が陣を設けたという歴史ある地区で、往時をしのばせる古道の整備をふるさとを見直す契機にしようと、連合自治会と地域づくりに取り組む浜原交友会が昨年十月から着手。

 江の川右岸の町道から高さ十メートル以上あり、「半駄が峡(はんだがかい)」ともいわれる全長八百メートルの難所のうち、同町上川戸の歩行可能な約三百メートル区間で、草刈りや倒木の処理、古道までの上がり口の階段、看板設置などを手弁当で続けている。

 メンバーの一人で「銀山街道を護る会」の小野博之さん(65)は「古い宿場町として栄えた浜原がだんだん忘れられている。後世に伝えるのは銀山街道」と地元の思いを説明。連合自治会長の日原淳英さん(65)は「町内外から来て歩いてもらって、後世に残したい」と話した。

2009年5月22日 無断転載禁止