大田で温泉津中生徒が揺り盆体験

土砂を盆に入れて水の中で揺すり、銀を採取する「揺り盆体験」に挑む温泉津中の生徒たち
 大田市温泉津町の温泉津中学校の生徒が17日、同市大森町の石見銀山世界遺産センターで、土砂から銀鉱石を採り出す銀山採掘時の技法「揺り盆(ゆりぼん)」に挑戦。土砂の入った盆を水につけて懸命に揺らし、銀の粒を見つけては歓声を上げ、当時の労働者の知恵や苦労に思いをはせた。

 県教育庁埋蔵文化財調査センターの出前授業・銀山学習として初めて開催。1~3年生69人と教員11人が参加した。

 西村崇司・世界遺産センター長が「見学や体験を通じて、石見銀山遺跡を知ってください」とあいさつ。生徒は4班に分かれ、同センター内観覧と大久保間歩見学、釜屋間歩見学、揺り盆体験を行った。

 揺り盆体験では、水を張ったたらいの中に土砂を載せた盆を入れて揺らし、軽い土砂を流した後、土砂より重い銀粒だけを採取するという古来の銀採取方法に挑戦。

 生徒たちは両センター職員の指導を受け、目を凝らして銀を探し、輝く銀の粒を見つけると「すごい」「きれい」と歓声を上げていた。

 同中3年の重田龍之介君(14)は銀の粒を手に「注意深く揺らす必要があるため意外と難しかったが、銀が見つかるとうれしい」と話した。

2009年6月17日 無断転載禁止