手に取って丁銀じっくり 出雲・歴博で体験企画

「慶長丁銀」を手にし、じっくりと鑑賞する体験者=出雲市大社町、島根県立古代出雲歴史博物館
 石見銀山遺跡(大田市)の世界遺産登録2周年を記念し2日、出雲市大社町の古代出雲歴史博物館で、所蔵する江戸時代の銀製貨幣「慶長丁銀」に触れる体験企画があった。

 世界遺産への登録記念日を「銀の記念日」と位置付けて同館が展開する催事の一環。公募で選ばれた市内外の男女10人が普段はガラスケースの中で保管される丁銀を手にとって鑑賞できる幸運に恵まれた。

 丁銀は同館所蔵の6点の丁銀のうちの1つ。長さ約7・6センチ、幅3・6センチ、厚さ0・5センチ、重さは105グラム。大国像と「常是(じょうぜ)」の印があるのが特徴。

 体験者は「石見銀製なのだろうか」など、郷土の歴史との関連について思いを巡らせていた。

 このほか館内では同記念日事業として20日まで、石州銀が切られた状態のものを展示する「切って使われた石州銀展」も開催。丁銀などを必要に応じて切り、実際の取引などに使われたことを示す貴重な展示になっている。

2009年7月2日 無断転載禁止