世界遺産交流で大田の市民訪問団がベトナムへ

 世界遺産・石見銀山遺跡のある大田市の市民有志が市民訪問団を結成し13日から5日間、ベトナムの世界遺産、ホイアンを訪問する。世界遺産登録10周年を記念し、ホイアンで開かれる国際フェスティバルに参加、交流する。

 ホイアンは中国と中東地域を結ぶ海のシルクロードの拠点として栄えた港町。1999年に「ホイアンの古い町並み」として世界遺産に登録された。

 石見銀山が銀採掘の最盛期を迎えていた16~17世紀には朱印船貿易で日本人が訪れ、一時は数百人が住んでいたといわれる。

 ホイアン市当局が、大森地区の町並み保存の在り方などについて関心を示し、昨年末、ベトナムの日本大使館を通じ大田市教育委員会に訪問を打診した。

 同市教委の大国晴雄教育部長の呼び掛けで、同市大森町の義肢装具メーカー社長、中村俊郎さん(61)をリーダーに市職員や教員ら12人が訪問団を結成した。

 一行は14日から開かれる国際フェスティバルに参加し石見銀山の価値をPR。参加者と交流し親睦(しんぼく)を深める。フェスティバルで講演する予定の中村さんは「石見銀山をベトナムの人にもっと知ってほしい。新しい交流の糸口になると期待しており、訪問が楽しみ」と話した。

2009年8月11日 無断転載禁止