仁摩町で石見銀山にちなむ民話朗読会 住民ら聞き入る

参加者に地元の民話などをゆったりと語る「石見銀山昔語りの会」のメンバー(左)
 大田市の住民団体「石見銀山昔語りの会」(勝部良子代表)が5日夜、同市仁摩町の仁摩図書館で、同町と石見銀山にまつわる民話や創作民話を朗読するイベントを開いた。参加した地元住民らは、同会メンバーがゆったりと語る地元の民話に聞き入った。

 同会は地元の昔話を語り継ごうと、2007年に同市内の6人で結成。石見銀山にまつわる民話や創作民話を収録した冊子を自費制作し、同市内の小中学校などで児童や生徒のストーリーテリング活動を展開している。

 今回は一般市民を対象に、初めて開催。同会メンバー6人が、博多商人の神屋寿禎が石見銀山を発見する「石見銀山のはじまり」や同町宅野地区の宅野子ども神楽の演目をテーマにした「関西の神楽が宅野に」、化け物退治の「降露坂の一つ目お化け」など六つの話を披露。参加した地元住民ら約30人はメンバーの語りに耳を傾けた。

 勝部代表は「大人でも地元の民話を知らない人が多くなっている。ぜひ生の声で伝えていきたい」と話した。

 12日午後3時から大田町の大田市中央図書館で同様のイベントがあるほか、冊子の挿絵を担当した同市在住の尾村七恵さんの原画展も同中央図書館で11日から14日まで開催している。

2009年9月8日 無断転載禁止