基金運用にNPO設立へ 石見銀山協働会議決める

 官民が一体となって世界遺産・石見銀山遺跡の在り方を考える石見銀山協働会議の全体会が9日夜、大田市大田町の大田商工会議所であり、同遺跡の保存活用策に充てる石見銀山基金の運用を検討するNPO法人を設立することが決まった。今後、準備組織の立ち上げを進める。

 全体会は今年3月以来で、8回目の開催。市民約40人が参加した。

 協議では、同会議事務局の同市石見銀山課が2009年度内に約1億円に達する石見銀山基金の運用を考えるNPO法人組織設立案と銀山基金事業案を提案。NPO法人は、同会議が定めた石見銀山行動計画の進行管理と検証を担当し基金を使う事業を募集、事業選定はNPOが公開で実施することなどを説明した。

 質疑では、NPO法人の運営資金について質問があり、事務局側は市の一般財政を想定しているとした。

 同会議運営委員会の高橋美也子委員長は「行動計画の進行やチェック体制を整え、具現化していくには協働会議のNPO法人化が一番の策」とまとめた。

 同市教育委員会の大国晴雄教育部長は「質疑でNPO法人立ち上げへの反対意見もなく、理解していただいたと思う」とし、同運営委と協議し、年度内の設立準備組織立ち上げを目指す考えを示した。

2009年11月11日 無断転載禁止