銀山街道に関心持って 県立大生(浜田)が初「資料集」作成

完成した「銀山街道資料集」を手にする井上厚史教授(前列中央)とゼミ生たち=浜田市野原町、島根県立大
 大田市から広島、岡山両県につながる銀山街道の魅力を発信―。島根県立大学(浜田市野原町)の学生たちが、石見銀山で採掘された銀の搬送路・銀山街道の歴史などをまとめた「銀山街道資料集」を初めて作成した。学生たちは「資料集をきっかけに、多くの人に銀山街道に関心を持ってほしい」と期待を寄せている。

 資料集を作ったのは、同大の井上厚史教授(日本思想史)のゼミで「中山間地の活性化」をテーマに研究を重ねている3年生15人。同ゼミでは2007年7月、石見銀山遺跡が世界遺産に登録されたことを機に、銀山街道を活用した石見部の地域活性化の方策を検討。大田市から広島県尾道市、岡山県井原市につながる銀山街道を幅広く紹介することにした。

 冊子はA4判、74ページ。昨年春以降、ゼミ生たちが3県の9市町の図書館や資料館、役場などで取材した情報をまとめたほか「大学生のコラム」と題して学生が興味を持った街道沿線の歴史や伝説も紹介した。

 広島県世羅町についてまとめた三島達也さん(21)は「資料を読み解くのに苦労したが、地元の人に話を聞き、勉強になることが多くあった。今は達成感でいっぱい」と話している。

 希望者には無料で配布する。申し込み・問い合わせは井上厚史研究室、電話0855(24)2242。

2010年1月16日 無断転載禁止