石見銀山遺跡内でタケノコ掘り体験

石見銀山世界遺産センター職員(右端)の指導を受けながら竹林でタケノコを掘る児童たち=大田市大森町、銀山地区
 世界遺産・石見銀山遺跡内の大田市大森町で29日、タケノコ掘りのイベントがあった。近年、同遺跡内の里山に繁茂が目立つモウソウチクなどの竹の拡大を防ぎ、史跡保全と景観整備を図ろうと、県や市の職員でつくる石見銀山世界遺産センターが初めて企画。職員による史跡の解説もあり、参加した親子連れらが収穫を楽しみながら、銀山遺跡への理解も深めた。

 タケノコ掘りは、同町銀山地区内の清水寺駐車場付近にあるモウソウチクの竹林で開催。広島県や浜田市、出雲市などから42人が参加した。

 参加者は、同センター職員からタケノコ掘りのこつを教わった後、早速竹林に入り、クワや手を使い、土まみれになりながら慎重に掘り、引き抜いて収穫した。

 終了後は、センターの職員が史跡解説とともに、保全の大切さも説明。「竹が生えすぎると里山が荒廃し、人も入りにくくなって史跡も荒れる」などと話し、今回のイベントの意義も強調した。

 家族4人で参加した浜田市殿町の大島未来さん(9)=松原小4年=は「土が硬く掘るのは大変だった。家に持って帰り料理してもらう」とタケノコを手に喜んでいた。

2010年4月29日 無断転載禁止