社債・未公開株の勧誘急増

  エネルギー開発をしているというA社から会社案内や社債の申込書が届いた。その後、A社から「わが社の社債を買わないか」「高利回りの配当を約束する」と電話があった。放置していたが、最近別のB社から「A社の社債を3倍の値段で買い取る。A社の社債は、1口500万円なら4%で年20万円、1000万円なら6%、2000万円なら10%の配当がある。申込書が送られた60人しか買えない」などと誘われました。B社が「必ず買い取る」と言うので、A社の社債を購入してみようと思いますがどうでしょう。

  社債とは、企業等が資金を調達する方法です。このケースでは、社債発行会社のA社は株式を上場しておらず、会社の信用性は不明です。

 また、「社債を買い取る」という買い取り業者の電話には耳を貸さないでください。なぜ見知らぬ業者があなたに申込書が届いたことや自宅の電話番号を知っているのでしょうか。B社はA社と共謀し、投資欲をあおっている可能性があります。

 全国的に「社債」「未公開株」の取引に関して、高齢者を中心にトラブルが発生しています。実際に投資を行うかどうかの判断は、取引内容を十分に理解した上で行うことが重要です。「金融庁」「消費者庁」「証券取引等監視委員会」などの公的機関を装い、「被害調査」などと言って電話をかけ、「良かったですね。その会社は大丈夫です」と消費者を安心させたうえで契約させる手口もあります。公的機関がそのような電話をすることはありません。

 「あなただけがもうかる」といったうまい話はありません。勧誘されてもきっぱり断りましょう。

 ◇情報提供=島根県消費者センター電話0852(32)5916、同石見地区相談室電話0856(23)3657

2010年5月4日 無断転載禁止