銀山街道に思いはせ 美郷町内30人ウオーク

石見と出雲の国境を示す「境木」の前で、ガイドの説明を聞く参加者
 世界遺産に登録された石見銀山(大田市)から広島県尾道市まで銀を運んだ銀山街道のうち、美郷町内のルートを歩くイベント「春の銀山街道ウオーク」が30日、同町内で開かれた。約30人の参加者が、心地よい汗をかきながら街道沿いの史跡に触れ、歴史を学んだ。

 同街道の整備やガイドに取り組む同町銀山街道を護(まも)る会(林栄毅会長)や同町教育委員会、同町観光協会などでつくる同ウオーク実行委員会が企画し、本年度は4月に続いて2回目の開催。

 一行は、同護る会のガイドの案内で、茶屋屋敷跡や水溜場跡など、往時の面影を残す約7キロの「やなしお道」の一部を歩いた後、江戸時代に石見銀山に赴任する代官が宿泊したという旅館「亀遊亭」で昼食。

 銀の密輸などを監視した「酒谷口番所跡」や、石見国と出雲国の国境を示す「境木」など、街道沿いの史跡散策を楽しんだ。

 3回目の参加という同町宮内、無職上田賢逸さん(60)は「今回、石見と出雲の国境の場所を初めて知った。新たな発見がたくさんあった」と話した。

2010年6月1日 無断転載禁止