純銀延べ棒「触ったよ」 世界遺産3周年展示イベント 大田・銀山センター

世界遺産登録3周年を記念して公開された純銀製のインゴットを持ち上げる来場者=大田市大森町、石見銀山世界遺産センター
 石見銀山遺跡(大田市)の世界遺産登録3周年を迎えた2日、大田市は記念イベントの一環として、同市大森町の石見銀山世界遺産センターで重さ約30キロの純銀製インゴット(約180万円相当)を初公開した。直接触り、持ち上げることができる展示方式で、来場者たちは銀の輝きに見入り、手に取って重さを確かめた。

 インゴットは、DOWAホールディングス(東京都千代田区)が市に寄贈。今後、常設展示される。インゴットは台座と金属板でつながっており、5センチほど持ち上げることができるとあって、訪れた観光客たちは早速、純銀の重みを感じていた。

 初めて同遺跡を訪れたという北海道旭川市の会社員、久保田幸路さん(28)はインゴットを持ち上げ、「銀の重さを実感できて面白い」と話した。

 センターでは、インゴット公開に先駆けて記念式典があり、竹腰創一市長が、1997年から石見銀山遺跡の美化活動を続ける東幸建設(同市大田町)、銀山でガイド活動を手がける石見銀山ガイドの会(同市大森町)、展示品寄贈や石見銀山基金への寄付などを行ったDOWAホールディングスに感謝状を贈った。

 この日は登録3周年を記念し、龍源寺間歩や同センター、熊谷家住宅、武家屋敷河島家の市営4施設が無料開放された。また、市内の全小中学校29校では同記念日献立給食が振る舞われ、このうち同市温泉津町の湯里小学校では全校児童15人が竹腰市長と会食した。

2010年7月3日 無断転載禁止