「業務提供」概要書面よく確認

 新聞の折り込み広告で見つけた配送業の代理店契約を考えています。トラックは持っているので、すぐに始められます。既に資料をもらい、説明を受けました。説明では入会金50万円が必要で、紹介してもらった業者と直接契約をすることで仕事が提供され、報酬は相手業者によって異なるとのことでした。毎月1万円の会費も必要だと言われました。平均売り上げは月30万円だというので、入会金と会費はすぐに元が取れると思うのですが、どうしたらいいでしょうか。


 「仕事を次々と提供するので収入が得られる」と誘引し、仕事をする上で必要であるとして、商品などを買わせたり、登録料や入会金などの「取引料」を負担させたりする取引を、「業務提供誘引販売取引」と呼び、特定商取引に関する法律でさまざまな規制が定められています。

 必ずしも業者の説明どおりの収入があるとは限りません。場合によっては入会金などの支払いの方が多いということも考えられます。業者は、契約前に(1)クーリングオフ期間(20日間)(2)仕事の具体的な内容(3)報酬(4)仕事量の条件などが明記された書面(概要書面)-を交付しなければなりません。

 さらに契約の締結後、業者は遅滞なく、契約内容について明らかにした書面(契約書面)を交付することになっています。業者が行う広告についても、「著しく事実に相違する表示」や「実際のものより著しく優良であり、もしくは有利であると人を誤認させるような表示」をすることは禁止されています。契約をするかどうかは、概要書面をよく読んでから決めましょう。

 ◇情報提供=島根県消費者センター電話0852(32)5916、同石見地区相談室電話0856(23)3657

2010年7月5日 無断転載禁止