仙ノ山石銀地区にバイオトイレ

宮西一仁部長(左)の説明を聞きながら寄贈されたバイオトイレを見学する竹腰創一市長
 大田市の世界遺産・石見銀山遺跡の中核地域である仙ノ山(標高537メートル)山頂付近の石銀地区に1日、バイオトイレ1基が設置された。芳香洗浄剤など販売の小林製薬(本社・大阪市)が社会貢献活動の一環として大田市に寄贈し、同日現地で寄贈式があった。排せつ物を細菌が分解し、水を使わないため汚水は発生せず、遺跡の環境保全に配慮したという。

 同社は昨年、屋久島(鹿児島県)など国内の世界遺産3カ所にバイオトイレを寄贈している。今回は発売40周年を迎えるトイレ用芳香洗浄剤「ブルーレット」の売り上げの一部を使い寄贈した。

 バイオトイレの外観はログハウス風で、男性用便器と洋式便座を備え、おがくずを一定の温度に保つとともに、かき混ぜることで特定の細菌を発生させ排せつ物を水などに分解する。総事業費は約600万円。

 年数回のおがぐず交換で継続使用でき、使用済みのおがぐずは堆肥(たいひ)として利用可能。手洗い用の水も雨水を活用するなど環境に配慮している。

 寄贈式には竹腰創一市長や小林製薬の宮西一仁・日用品事業部マーケティング部長ら約30人が出席。宮西部長は「多くの人に使っていただきたい」と話した。

 トイレは11月中旬から供用開始される。

2010年10月2日 無断転載禁止